酢の物と合わせ酢の相性

酢の物といっても、わかめ、キュウリ、タコ、カニカマ、しらすなど、使う食材はさまざまです。そして、食材に混ぜ合わせる合わせ酢も種類がいくつかあります。つまり、酢の物といっても食材や合わせ酢の組み合わせによって数多くのバリエーションがあるのです。
一般的に酢の物といって思い浮かべるのは、わかめとキュウリを合わせたものではないでしょうか。わかめと小口切にしたキュウリに、酢・砂糖・醤油を組み合わせた三杯酢を混ぜ合わせて作ります。
三杯酢にかつお節を加えたものが土佐酢で、かつお節の旨みがプラスされています。わかめとキュウリの酢の物はさっぱりしすぎていると感じる場合、土佐酢を使うと濃コクがうまれてまた違ったおいしさがあります。かつお節は動物系の食材なので、酢の物にしらすなど動物系の食材を使用しても相性がよいです。
二杯酢とは酢と醤油を混ぜ合わせたものです。砂糖を使用していないので酢の酸っぱさが気になるかもしれませんが、さっぱりした酢の物に仕上がります。
合わせ酢によって特徴が違うので、好みの味にあわせて使い分けてみてください。