お酢料理の代表酢かぶら
酢かぶらという料理について、ご存知の方も多いことでしょう。かぶらを甘酢に漬けるだけ簡単でその名の通り、お酢とかぶら、つまりかぶとで作る一種の酢の物で、箸休めとしてよく出されることがあります。京都の名物として有名な千枚漬けも、元々はこの酢かぶらの一種ということができます。作り方もとても簡単です。まずかぶは皮をむいて輪切りにします。輪切りにしたかぶは塩を少しまぶして、軽くもんでおきます。小皿などで重しをしておくといいでしょう。それとは別に、甘酢を作っておきます。便利な甘酢は通販からまとめて購入しておくと使い勝手がいいです。甘酢の材料はお酢、そして砂糖や少量の塩を混ぜ合わせます。これに水きりをした先ほどのかぶをつけて、しんなりと柔らかくなるまで待ちます。柔らかくなったら、汁気をよく切って、器に盛りつけて完成です。お好みによって柚子の皮、あるいは赤唐辛子などを加えてもいいでしょう。短時間で作れますので、夕食を作っていてもう一品ほしいなという時には、この酢かぶらはとても重宝します。また多めに作っておいて、保存しておくこともできます。冷蔵庫で保存すれば1週間程度は持ちます。ただしあまり長くおいておくと、それだけ味も落ちてしまいますので、出来るだけ早めに食べてしまうことをお勧めします。かぶは栄養豊富な野菜なのですが、レパートリーが限られてしまうなどで、どうやって利用するべきかわからない時は、まずこの酢かぶらを作ってみましょう。それから、他のお料理でかぶを使ったけれど、余ってしまってもったいないという時なども、酢かぶらにしておくといいでしょう。またかぶといえば、とかく白いのを連想しがちなのですが、赤かぶというのももちろんあります。これも同じ要領で、薄切りにして、お酢に砂糖を加えたものにつけるだけで、赤い酢かぶらになります。白かぶとは違い、こちらは華やかな印象になります。紅白の酢かぶらを盛り合わせれば、お正月のおせちなどにも添えることができます。簡単でしかもおいしく、口の中がさっぱりします。またカブにはビタミンCやカリウム、消化酵素も含まれていますので、その意味でもお勧めの一品です。